SPF(Sun Protection Factor=紫外線防御指数)は、紫外線のうちUV-B(中波長紫外線)に対する防止効果を表す数値です。UV-Bのほとんどは、大気層によって吸収されますが、一部は地表にまで届いて表皮に強く作用し、シミ、そばかす、赤み、炎症、乾燥などの原因となります。SPF値は、「肌に塗った場合、UV-Bによる日焼けをどの程度遅らせることができるか」を表していて、SPF15の商品であれば、日焼けを15倍に遅らせることができるという意味です。PAとは、(Protection Grade Of UV-A)の略で、UV-A(長波長紫外線)の防止効果の程度を表します。UV-Aは、肌内部の深い部分まで到達し、シミ、ソバカスだけでなくシワやたるみなどといった老化の原因にもなります。また、雲や霧、ガラスまでも透過して届くため、屋内にいても、知らず知らずのうちにUV-Aを浴びているのです。PA表示も、SPF表示と同じく、「肌に塗った場合、UV-Aによる日焼けをどの程度遅らせることができるか」を表していて、下記のように3段階の表示がされます。
●PA+:効果がある
●PA++:かなり効果がある
●PA+++:非常に効果がある
日常生活で紫外線からお肌を守るためには、SPF10程度、PA+程度が目安です。